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2024年9月1日
「なんとなくデザインが気に入ったから」
「ハイビスカスやプルメリアの花が可愛かったから」
など、ハワイアンジュエリーを選ぶ時に見た目で選んでいる方も多いのではないでしょうか？
しかし、ハワイアンジュエリーに使われているモチーフにはそれぞれ意味があり、ネイティブハワイアン達の願いや祈りが込められているのです。
ハワイアンジュエリーを選ぶ時には、デザインが気に入ることも大切ですが、それぞれのモチーフの意味や願いにも注目してみましょう。
モチーフに込められた意味や願いを知ることで、そのジュエリーがより特別なものになるからです。
ハワイアンジュエリーとは、ゴールドやシルバーに繊細な彫刻を施したハワイの伝統的なアクセサリーです。 正式には「ハワイアン・エアルームジュエリー」と呼ばれており、親から子へ、子から孫へと代々伝えられる「宝」や「家宝」という意味があります。
ハワイアンジュエリーに彫刻されている模様や柄は、ハワイの植物や海に関するものなど、ハワイの人々の暮らしに深く関わりのあるものです。文字を持たなかったネイティブハワイアン達が、象形文字のように使われてきた伝統的な模様も多く取り入れられています。ハワイアンジュエリーのモチーフは古来から伝わる伝承や神話にも多く登場し、それぞれに特別な意味が込められているのです。
ハワイアンジュエリーのモチーフとして最も人気が高いのは、ヤシの木、プルメリア、モンステラなど、ハワイに育つ南国風の花や植物です。ハワイの植物に関連したモチーフの意味を紹介します。
プルメリアの花は「神が宿る花」とも言われており、「大切な人の幸せを願う」という意味を持っています。また、ハワイには「満月の夜明けに朝霧に包まれているプルメリアの花でレイを作り、好きな人に渡すと恋が叶う」という言い伝えがあり、大切な女性への贈るジュエリーに人気のモチーフです。
切れ込みの入った大きなグリーンの葉を持つモンステラは、ハワイアンキルトの模様としてもよく使われているモチーフ。ハワイではモンステラを神聖な植物であり「希望の光を導く」、とても縁起の良いものとして言い伝えられています。
根から水を吸い上げる力が強く、大きな葉からふんだんに水分を蒸散させることから、「水が湧き出る」、そこから「大切な人との繁栄」や「金運の上昇」といった、ポジティブな意味も持ちます。 人々に寄り添い、未来を想像させるところから、新たな門出のプレゼントとして贈られることの多い植物です。
ひまわりはハワイ語で「Nanala（ナナラ）」と言います。 そして地上に降りた太陽のようなまぶしい美しさは、ハワイアンジュエリーでも大変人気のモチーフになりました。 ひまわりの花言葉は、 「あなただけを見つめている」。太陽を追っていく性質からくる花言葉があります。 また、「あなたを幸福にする」「あなたは素晴らしい」といったロマンチックな意味もあります。
パイナップルは、ハワイ語では「hala kahiki（ハラ・カヒキ）」 と呼ばれています。ハワイの明るい太陽の下ですくすくと育ち、黄金色の大きな実を実らせることから、「繁栄や願いを叶える象徴」や「富と財産の象徴」という意味を持っています。金運アップや商売繁盛のラッキーアイテムとして人気です。
ハワイ語では「Aloalo（アロアロ）」と呼ばれるハイビスカスは、州花にもなっているハワイを代表する花です。ハワイでは「幸せな未来」や「希望」を象徴するモチーフで、「夢が花開く幸せな未来」というイメージから、ハワイではブライダルジュエリーとして人気があります。
マイレは細長い艶やかな緑色の葉を持つツル性の低木で、葉を潰すとバニラのような甘い香り放ちます。「二人を永遠につなぐ強い絆」や「神聖な結びつき」という意味がある植物で、ハワイの結婚式でよく使われます。恋人や夫婦がお揃いで身に着けるペアリングのモチーフとして人気があります。
ヤシの木は花・葉・幹・実と、全ての部分を余すところなく使うことができる植物なので、ハワイでは「命をつなぐ植物」として大切にされてきました。このことから「命＝家族」を守る植物として、「守護」や「家族愛」を象徴しています。家族への愛情を表現するのにぴったりのモチーフです。
ハワイと聞いて真っ先に思い浮かべるのが、青く透き通った美しい海でしょう。美しい海に囲まれたハワイでは、昔から人々の暮らしと海が深く繋がっており、ハワイアンジュエリーのモチーフとしても多く使われています。ここからは、海に関連するモチーフの意味を紹介します。
ハワイ語で「Honu（ホヌ）」と呼ばれるウミガメ。ハワイを含むポリネシアの島々では「神様からの使い」や「海の守り神」として、古くから大切にされてきました。ウミガメが子供たちをサメの襲来から守ったり、サーファーたちを海の危険や災いから守ったりという昔話も語り継がれています。海やサーフィンを愛している人へのお守りとして、人気の高いモチーフです。
ホエールテイルとはクジラの尻尾のこと。クジラがジャンプして海面高く尻尾を上げる姿は、海に囲まれたハワイでもなかなか目にすることのできない貴重な瞬間です。ハワイでは、海でこの瞬間を見ることができた人には「幸運が訪れる」と言われています。このことから、ホエールテイルは幸運を呼び寄せるモチーフとして人気があります。
ハワイ語で波は「Nalu（ナル）」。ハワイの美しい白浜に途切れることなく寄せては返す波のように、「絶え間なく海から幸せを運んでくる」という意味があります。「この愛が、波のように永遠に途切れることなく続きますように」という願いを込め、ペアジュエリーの人気が高いモチーフです。また、「波に乗ってうまくいく」という意味合いで、成功へ導くお守りとしても人気があります。
釣り針は、海に囲まれて暮らすハワイの人たちにとっては身近なもの。「幸せを釣り上げる」という意味があり、釣り針に一度引っかかった魚は逃さないことから、「呼び寄せた幸運を繋ぎとめる」「掴んだチャンスを逃さない」という意味もあります。
水が綺麗なハワイでは、ワインやラムなどのお酒も造られていますが、お酒造りに欠かせない樽もハワイアンジュエリーのモチーフに使われています。樽はお酒をじっくり熟成させて美味しいお酒を造ってくれるもの。そのことから、夢を大切に熟成して叶える「成功のシンボル」を意味しています。
古代ハワイでは、羽のアクセサリーは王族しか身に着けることのできない特別なものでした。 空高く飛ぶ鳥のものであったこと、神に近い存在の王族の持ち物であったことから「願いが叶う」という意味があります。 羽をはばたかせて鳥が青空へ飛び立つように、羽には「飛躍」や「運気上昇」といった人の能力を発揮し飛躍させてくれる力がある信じられています。
ハートはハワイ語で「Puʻuwai（プーヴァイ）」で、愛情の宿る場所とされています。「愛情」「幸福」「恋愛成就」の象徴であり、身に着けることで恋愛運や結婚運に効果的。恋愛や結婚生活がうまくいく愛のお守りとして身に着けたいモチーフです。
地球の生物に命を与えてくれる生命の源として、古代より崇められていた太陽。「太陽」は自ら光る力強さがある天体なので、不幸や災いを跳ね返す力があるといわれます。「魔除け」「成長」「治癒」などを意味し、身に着ける人に元気や強さを与えてくれるパワフルなモチーフです。
太陽と対として使われることの多いモチーフ、月。太陽の光を受け止め、夜空を優しく照らす月は、「安らぎ」「優しさ」「母性」を象徴しています。また、女性のバイオリズムは月の満ち欠けに深く関係することから、女性の心身にポジティブなエネルギーを与えてくれるモチーフでもあります。
ハワイアンジュエリーのデザインに惹かれて選ぶことも素敵ですが、モチーフに込められた意味や願いを知ることで、そのジュエリーの魅力が高まります。
恋愛運を上げたいのならハートやマイレ、金運を上げたいのならモンステラやパイナップルなど、ハワイアンジュエリーはなりたい自分に近づくためのお守りのような役割を果たします。ビジネスを立ち上げる時は「飛躍」を表す羽と「富」を象徴するパイナップル、女性としての魅力を高めて良い相手と出会いたい時はハートとハイビスカスを重ねづけするなど、複数のモチーフを組み合わせるとさらに効果が高まるでしょう。
また、モチーフに自分の想いや願いを込められるハワイアンジュエリーは、大切な人への贈り物にも最適です。家族・友人・恋人へのメッセージ性の高いギフトとして、ぜひハワイアンジュエリーを選んでみてください。
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