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2025年10月25日

ジュエリーも衣替えの季節!夏に活躍したジュエリーのメンテナンス方法とオフシーズンの収納術

日本では古くから、季節の変わり目に着る服を入れ替える衣替えの習慣があります。衣替えを行うのは一般的に6月1日頃と10月1日頃。秋の衣替えでは夏に着ていた薄手の服をきれいに洗濯・クリーニングし、収納ボックスなどに畳んでしまい、代わりにセーターやジャケットなどの秋冬服に入れ替えます。衣替えは季節の洋服に入れ替えるだけでなく、着なくなった洋服を処分したり、使い勝手がよくなるようにクローゼットを整理をしたりする良い機会でもありますよね。

 

お洋服の衣替えだけでなく、ジュエリーも衣替えをしてみませんか?

 

夏に気に入って身に付けていたジュエリーをきれいにメンテナンスして、秋冬に似合わないモチーフのものはきちんと収納しておくと、ジュエリーの劣化を防げ、来年の夏も気持ちよく使えます。今回の記事では、秋の衣替えシーズンに向けて、夏向きのジュエリーのお手入れ方法と、ジュエリーを長持ちさせる収納方法をご紹介します。

夏はジュエリーにとっても苛酷な季節

 

毎年のように「記録的猛暑」と言われる日本の夏。日本の夏の蒸し暑さは、ジュエリーにとっては大敵です。夏がジュエリーを傷めやすい原因は、汗や皮脂、日焼け止め・化粧品、紫外線の3つにあります。

汗・皮脂

汗や皮脂に含まれる塩分や硫黄成分は、ジュエリーに使われている金属と反応し,変色、黒ずみを起こす原因となります。特にシルバージュエリーは、汗の成分と反応して変色しやすくなります。ゴールドやプラチナはシルバーに比べると変色しにくいですが、K14ゴールドやK10ゴールドのように割金(金を他の金属と混ぜること)が多い場合は、変色してしまうこともあります。

日焼け止め・化粧品

夏は日焼け対策で日焼け止めを塗ることが多いですが、日焼け止めやファンデーションなどの化粧品もジュエリーには大敵です。日焼け止めや化粧品が付着したままだと、ジュエリーの輝きがくもってしまいます。また、日焼け止めや化粧品が付着したまま長時間放置してしまうと、コーティングなどの表面の溶解を引き起こす可能性もあります。

紫外線

夏の強い紫外線は、真珠やサンゴなどの有機質宝石を劣化させることがあります。また、アメジスト、トパーズ、オパールなどの宝石も色が紫外線にあたることで退色したり変色したりすることがあります。

夏の蒸し暑さはジュエリーにとっても良くないんですね。ジュエリーを長持ちさせるためには、どんなお手入れをすれば良いのでしょうか?
ジュエリーを長く美しいままで楽しむためには、日常的にお手入れすることが大切です。ここからは、お手入れ方法をご紹介します。

 

日常的なお手入れ

季節にかかわらず、ジュエリーを外したら、すぐに柔らかい布でジュエリーについた汗、皮脂、ホコリなどを拭き取りましょう。研磨剤の含まれていないジュエリークロスや、眼鏡拭きなどがおすすめです。外したらすぐ拭くという習慣を身に付けられるように、ジュエリーボックスの近くにクロスを常備しておくのがおすすめです。

日常的な注意点

ジュエリーを長持ちさせるために、普段の生活では以下の点に注意しましょう。

家事をする時や入浴時は外す

真珠やオパールなどの水に弱い宝石ではなくても、水滴や石鹸がつくとジュエリーの輝きがくもってしまいます。食器洗いなどの水仕事をする時や入浴時には、ジュエリーを外す習慣を身に付けましょう。

温泉や入浴剤には特に注意!

温泉の成分には硫黄が含まれており、シルバーや割り金の多いゴールド製品の黒ずみや変色の原因となってしまいます。また、酸性やアルカリ性の温泉も金属を酸化させ、変色を引き起こします。温泉に入る時や、温泉の成分が入った入浴剤を使ったお風呂に入る時は、ジュエリーは必ず外しましょう。

身支度を整えてから着用する

化粧品、クリーム、日焼け止め、ヘアスプレーなどの化学物質も、ジュエリーを劣化させる原因となります。お化粧やヘアセットなどが全て済んでから、最後にジュエリーを着用するようにしましょう。

最初に外す

帰宅後は着替えをする前にまずジュエリーを外しましょう。ジュエリーを付けたまま衣服を脱ぎ着すると、衣類に引っ掛けて金具を破損したり、お化粧を付けてしまったりする可能性があります。

地金別!汚れが目立った時やしばらく使わない時のお手入れ方法

着用後に拭くだけでは汚れが落ちないこともあります。また、季節もののジュエリーでしばらく着用しないという場合は、しっかりお手入れをしておきましょう。

シルバージュエリーのお手入れ方法

シルバージュエリーは、ぬるま湯に中性洗剤(食器用洗剤など)を入れて泡立て、ジュエリーを数分つけ置きして汚れを浮かせます。その後、柔らかい布で優しく拭き取ります。汚れが落ちにくい場合はやわらかめの歯ブラシでこすってみましょう。洗い終わったら水分を拭き取り、しっかり自然乾燥させます。

ロジウムコーティングのシルバージュエリー

ロジウムコーティングが施されているシルバージュエリーは、研磨剤の入ったジュエリークロスや硬いブラシなどでこすると、コーティングが剥がれてしまうことがあります。また、研磨剤入りのジュエリークリーナーの使用も厳禁です。

ゴールドジュエリーのお手入れ方法

ハワイアンジュエリーではゴールド素材が人気ですが、ゴールドそのものは変色しにくい金属です。金の含有率はK24は99.99%、K18は75%、K14は58.5%,、K10は42%と異なり、金の純度が高いほど変色に強く、割り金が多いほど酸化や硫化による黒ずみや変色が生じやすくなります。

 

拭き取っても落ちない黒ずみが発生してしまったときは、シルバージュエリー同様に、ぬるま湯に中性洗剤を混ぜてつけ置きして、汚れを洗い落としましょう。

オフシーズンのジュエリーの保管方法

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ジュエリーをきれいにお手入れした後は、ジュエリーを傷めないように保管方法にも気を配りましょう。ジュエリー同士がぶつかって傷が付いたり、チェーンが絡まったりしないように、一つ一つ分けて収納するのがおすすめです。

酸化させないように密封して収納

シルバージュエリーや割り金の多いゴールドジュエリーの変色を防ぐには、空気に触れさせないことが最も重要です。個別のチャック付きの密閉袋に入れておけば、酸素を遮断できて酸化を抑えられます。

直射日光や湿気を避けて収納

ジュエリーの保管には温度の変化が少なく、湿気の少ない場所を選ぶのがベスト。直射日光のあたる窓際や、ストーブやヒーターなどの暖房器具の近くは避けましょう。また、湿度の高い洗面所やお風呂場付近、加湿器の近くなども避けた方が良いでしょう。

お手入れのご相談はLocalBrandへ

ハワイアンジュエ専門店『LocalBrand』では、ご購入いただいたジュエリーを末永くご愛用いただけるようにメンテナンスも承っております。

 

ネックレスやブレスレットのチェーン切れなどの修理、カラーストーンなどが緩んだり外れてしまったりした時の石留めの修理、ジュエリーのくすみや汚れを取り除いて本来の輝きを取り戻すリフレッシュ仕上げなど、さまざまなメンテナンスサービスを提供しています。

 

ジュエリーの衣替えを機に、ハワイアンジュエリーのプロによるメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか?

ユウキ

ユウキ

ハワイとハワイアンアンジュエリーをこよなく愛する、ローカルブランドの販売スタッフです。ハワイアンジュエリーの魅力を、皆さんにお伝えしていきたいです。