素材

2025年8月7日

ハワイアンジュエリーの素材はどう選ぶ?

ゴールド、プラチナ、シルバー徹底比較

ジュエリーを選ぶとき、みなさんはどのようなポイントを重視していますか?

多くの方がまず注目するのは「デザイン」や「価格」ではないでしょうか。

しかし、実は「素材の違い」も非常に重要な要素です。

特にハワイアンジュエリーでは、素材によって輝きや耐久性、肌への馴染み方、そして日常的なケアのしやすさまでが大きく変わってきます。本記事では、Local Brandが取り扱うハワイアンジュエリーの素材—ゴールド・プラチナ・シルバー—について、それぞれの特徴と選び方を詳しくご紹介します。

ハワイではもともとK14のジュエリーが標準的ですが、Local Brandでは日本ならではのこだわりから、金の含有量の多いK18や、プラチナのハワイアンジュエリーも多く製作しています。
Local Brandのハワイアンジュエリーに用いられる貴金属には、ゴールド・プラチナ・シルバーの3種類があります。それぞれに異なる個性があり、使用目的や好みによって最適な素材は変わります。

ちなみに巷で増えている、ステンレス製のアクセサリー。
店頭でも「ステンレスはありますか?」というご質問をいただくことがありますが、Local Brandではステンレス素材のハワイアンジュエリーは取り扱っておりません。

その理由は、ステンレスは非常に硬く、ハワイアンジュエリーの特徴である「手彫り」に適していないためです。ステンレスにハワイアン柄が施されている場合、ほとんどが型を使って作られる量産型であり、本来のハワイアンジュエリーの魅力である繊細な手彫りの美しさとは異なるものです。
手彫りの美しさにこだわるLocal Brandでは、ゴールド・プラチナ・シルバーといった彫刻に適した貴金属のみを使い、熟練の職人がひとつひとつ丁寧にお作りしております。
それでは、Local Brandでご用意している素材それぞれの特徴をご紹介していきますので、ぜひ自分に合った素材選びの参考にしてみてください。

 

【ゴールド】—高級感と資産性を兼ね備えた定番素材

ゴールドは、古代エジプトの時代から現代に至るまで宝飾品として人々を魅了し続けてきた、最も歴史ある貴金属のひとつです。ゴールドそのものは腐食や酸化に強く、長い年月を経ても輝きを保つという特性を持っています。

ハワイアンジュエリーといえば「ゴールド」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?その美しい輝きと高級感から、ゴールドは何千年にもわたって人々に愛され続けてきた素材です。

金の純度は「K(カラット)」で表され、K24が純金(約99.9%)を意味します。ただし、純金は非常に柔らかく変形しやすいため、ハワイアンジュエリーには適度な硬さを持たせるために他の金属を混ぜた「合金」が使われます。

Local Brandではゴールドの純度の違いでK18、K14、K10というゴールド素材を使用しています。「金の含有量によって、変色のしにくさや発色の風合いが異なります。

K18:金含有量75%
変色しにくく、深みのある色味で、強度に優れた素材。ヨーロッパや日本で主流。

K14:金含有量58.5%
アメリカ、ハワイで一般的な素材。K18に比べると色味が柔らかく、若干変色する場合がある。

K10:金含有量41.7%
日本ではライトジュエリーに使用されることが多い素材。色味はさらに淡い。

金の含有量が多いほど、性質が安定し変色や変質がしづらくなるため、長くきれいな状態でお使い頂けます。

ハワイアンジュエリーは正式には『Hawaiian heirloom jewelry』と言われ、Heirloom=家宝という意味を持ちます。ハワイでは親から子へ、子から孫へ、代々受け継がれ家族をつなぐ大切な家宝のジュエリーでもあります。

いつかお子様にお譲りになられることなどをお考えの場合は、ゴールド素材ではK14やK18がおすすめです。一生ものの結婚指輪や、大切なご記念用といった特別なゴールドジュエリーには、くすみにくく手入れも楽な上質素材、K18がおすすめです。

また、金以外に含まれる素材によって様々なカラーがあるのもゴールドの魅力。Local Brandではゴールドの美しさをさらに楽しめるよう、以下のようなカラーバリエーションをご用意しています。

K18:イエロー/ピンク/グリーン/ホワイト/シャンパン/コーラル

K14:イエロー/ピンク/グリーン/ホワイト

K10:イエロー/ピンク

ゴールド素材は一般的に私たち日本人の肌の色との相性が良いと言われています。
華やかなイエローゴールドやグリーンゴールド、肌に馴染むピンクゴールドなどの他にも、Local Brandではハワイアンジュエリーとしては非常に珍しい上品なニュアンスカラーのシャンパンゴールドやコーラルゴールドのお取り扱いもあり、人気の素材となっています。
また、ゴールドジュエリーはその美しさとともに、「世界共通で価値ある資産」という側面も併せ持ちます。
近年、金の相場が上昇していることをご存じの方も多いでしょう。
日々多少の上がり下がりはありますが、長期的に見れば右肩上がりの安定資産です。
国際的な経済状況や投資需要の増加など金相場が上昇する要因は様々ですが、特に『有事の金』という言葉があるように、国際情勢が不安定になると、人々は安全な資産として金を買う傾向が強まります。その結果、需要が高まり、価格が上昇するのです。
価値が上がっている今こそ、「資産性のあるジュエリーを選ぶ」という視点でゴールドジュエリーを選ぶ方も増えています。

 

【プラチナ】—永遠の輝きを宿すブライダルに最適な素材

プラチナは純白の美しい輝きと優れた耐久性・耐食性を持つ貴金属です。地球上での産出量が非常に少なく、ゴールドよりも更に希少価値が高い素材で、高級ジュエリーによく使用されます。日本では特にブライダルリングの王道素材として多くの人に選ばれています。
プラチナはゴールドに比べ、年間産出量は20分の1程度と非常に少なく、地球上で最も希少な金属のひとつです。

また、加工にも手間と時間を要し、1トンの原鉱石からわずか3gしか採れません。
Local Brandのオリジナルハワイアンジュエリーではプラチナ高純度のプラチナ950を使用しています。プラチナ950とは95%がプラチナということを示し、これは欧米の高級ジュエリーブランドでも標準的に採用されている、高純度のプラチナ素材です。
プラチナはもともと柔らかい金属ですが、合金にすることで耐久性が高まります。重厚感のある質感と落ち着いた輝きが特徴で、上品さと実用性を両立した素材です。

日常生活で変色の心配がほとんどないプラチナは、お手入れの手間が少ないため、忙しい方にも適した“一生もの”のハワイアンジュエリー素材といえます。
もともと金色のゴールドを合金にすることで発色を変えたホワイトゴールドとは異なり、素材の色が天然で白く、変色の心配がないことから、「永遠の愛」を象徴する素材として結婚指輪や婚約指輪に多く選ばれています。

また、プラチナ独特の深みのある白い輝きは、他の金属にはない品格があります。ギラギラと派手すぎず、シーンを選ばずに使えるので、普段使いからフォーマルまで幅広く対応可能です。
プラチナの白は、ダイヤモンドの輝きや、その他のカラーストーンでも、宝石がもつ色や輝きを邪魔することなく、最大限引き立ててくれます。
また、素材の性質として、粘り強いという特性をもち、小さな爪でもしっかりと石を留めることが可能です。プラチナは、宝石がついたジュエリーを選ばれる際にも大変おすすめです。

比重が高い素材で、シルバーと比較すると約2倍。同じ大きさのシルバージュエリーと比較すると、プラチナの場合は重さが約2倍になります。プラチナの重量感のある着け心地は贅沢な上質素材の証です。
最近は金相場の高騰が目立ちますが、プラチナは上昇傾向ではあってもゴールドと比較するとまだ安定しているので、上質さにこだわりつつもプライスを抑えたい場合の選択肢としてもおすすめです。

 

【シルバー】—気軽に楽しむハワイアンジュエリーの入門素材

シルバーは、金属のなかでも光の反射率が高く、美しい白い光沢と柔らかな質感を持ったジュエリーの人気素材のひとつです。
そして比較的手頃な価格から、世代や性別を問わず幅広い人々に愛されています。
金属としては柔らかいため、強度を上げるために他の金属と混ぜた「合金」として使用されることがほとんどです。

Local Brandでは「SV925」という、92.5%がシルバーの高純度のシルバーを使用しており、店頭でお持ち帰り可能なシルバーアイテムのほとんどがニッケルフリーのロジウムコーティングを施しております。

ロジウムコーティングとは、シルバーに使用する場合、主に変色防止のために使われることが多く、シルバーの表面をロジウムという白金族に属する金属でコーティングすることで、変色が起こりやすいシルバーの表面を空気に直接触れないようにしています。
また、薄いコーティングながらもロジウムは硬さのある金属のため、比較的柔らかいシルバーにコーティングすることで小傷をつきにくくする効果もあります。

余談になりますが、このロジウムコーティングは、素材そのものが真っ白ではなく黄色味を感じるホワイトゴールドをプラチナのような白い色にするコーティングとしても使われていることが多くあります。
お持ちのホワイトゴールドのアイテムがプラチナと変わらないような白い色の場合は、ロジウムコーティングがかかっているかもしれません。

シルバーと聞いて気になるのは、やはり変色ではないでしょうか。
これは銀が空気中の硫黄成分と反応して硫化銀を生成するため。水や汗、温泉、排気ガスなどにも反応することもあります。塩素でも塩化による変色を起こすので、塩素系の洗剤を使うときや、プールでは着用を避けましょう。

日頃からできる変色予防策としては、使用後は柔らかい布で拭いたり、水で洗い、汗や皮脂を除去しておくようにしたり、密閉容器やチャック袋に入れて空気に極力触れないようにしておくことや、温泉やプールでは外す、という心がけが変色の予防になります。

万が一変色してしまったら、シルバー用のジュエリークリーナーでケアすることで、ほとんどの変色は解消されます。また、Local Brandでご購入いただいたものは店舗でのクリーニングも承っておりますので、クリーニングでお困りの際は店舗にお持ちください。

ケアをしながらきれいに長く使うこともできますし、経年変化を楽しみながらシルバーならではの味のある風合いを楽しむこともできます。
金額もゴールドやプラチナと比べて控えめなため、手軽にジュエリーを楽しめるところもシルバーの嬉しいところ。

ゴールドやプラチナでは値が張る地金のボリュームたっぷりのデザインや、遊び心のある個性的なデザインのものなどもシルバーなら気軽にチャレンジしやすいというところも魅力です。
ゴールド、プラチナ、シルバー。それぞれの魅力がありますね。
金属アレルギーなどで、使える素材が限られる方もいらっしゃると思います。
金属が汗などでイオン化し体内に溶け出した際にタンパク質と結合すると、体が異物とみなし、免疫反応としてアレルギー反応が起こります。
イオン化しづらく高純度なK18やプラチナは比較的アレルギーが出にくい素材と言えます。
ただし体調や個人差も大きい問題なので、「心配な方はアレルギー検査を受けてみることをおすすめします。

 

素材の魅力を知って、理想のハワイアンジュエリーを

ゴールド・プラチナ・シルバー、それぞれに異なる魅力があります。ハワイアンジュエリーは単なる装飾品ではなく、「家族の絆」や「永遠の思い」を込めて受け継がれる特別な存在です。
だからこそ、見た目だけでなくライフスタイルや肌との相性、将来的な資産性なども踏まえて、納得のいく素材を選んでみてください。Local Brandでは、素材選びからデザイン、製作までトータルでサポートさせていただきます。

 

『カラー・素材について』

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『オーダーメイドリングコレクション』

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