ららぽーと海老名店

2025年5月15日

ハワイアンジュエリーとパライバ・ブルー

皆さんは「パライバトルマリン」という宝石をご存知でしょうか?

 

ハワイアンジュエリーを愛する方の中には、「ジュエリーは好きだけど天然石についてはあまり詳しくない」という方もいらっしゃるかもしれません。

 

パライバトルマリンは、世界三大希少石のひとつであり、場合によってはダイヤモンド以上の価値がつくこともある、大変人気のある宝石です。

 

私は宝石や鉱物を見るのが好きで、時折ミネラルショーなどに足を運ぶのですが、通りがかりであの鮮やかなネオンブルーを見かけると、つい足を留めて見入ってしまいます。同じようにミネラルショーに来ている方々を見ても、パライバトルマリンをじっくり吟味している方は多いように見受けられます。

 

今回は、パライバトルマリンの魅力と、そんな希少な宝石を取り入れたLocal Brandのハワイアンジュエリーについてご紹介いたします。

 

トルマリンってどんな石?

パライバトルマリンの話をする前に、まず「トルマリン」という石についてご紹介いたしますね。

 

トルマリンは、同じ結晶構造を持ちながら、複雑な化学組成の違いがある10種以上の鉱物を総称するグループ名です。ひと口にトルマリンといっても、鉱物の観点で見ればたくさんの種類があるのです。その中でも宝石として用いられるものの多くがエルバイト(リシア電気石)という鉱物になります。他にも用いられている鉱物はありますが、数はとても少ないです。主な産地はブラジル、アメリカ、タンザニアなど。最も産出量が多いのはブラジルです。

 

トルマリンという名称は、スリランカのシンハラ語で「宝石の砂礫(されき:砂と小石)」を意味する「トルマリ(Turmali)」という言葉からきています。和名は電気石。加熱したり圧力を加えたりすると静電気を帯びる、不思議な特性に由来します。

 

その昔、オランダのアムステルダムの商人は、静電気を生じて埃を吸い寄せるトルマリンの特性を利用して、喫煙パイプから灰を取り除く道具として活用していたとか。機械でもないただの石が埃を引き寄せるなんて、まるでファンタジーな物語に登場する魔法の道具みたいで、おもしろいですよね。商人たちはこの便利な石をアシェントレッカー(灰取石)と呼んでいたそうです。

 

モース硬度は7~7.5、靭性は普通。宝石として必要なある程度の硬さはあるといえます。多色性があるので、石の個性や大きさによりますが、様々な角度から見ることで微妙な色の違いを楽しむこともできます。

 

10月の誕生石に指定されており、石言葉はいくつかあるのですが、「希望」「無邪気」「友情」など、どれも素敵な意味です。

トルマリンは豊富なカラーバリエーションが最大の魅力です。

 

無色透明なものから黒色まで全ての色がそろっており、同じ色でも石によってニュアンスの違いがあるので、本当に様々な色相を持っています。

無い色はないと言われるその豊富さゆえに、かつてはルビーやサファイヤと間違えられることも多かったくらいです。

 

色によって様々なコマーシャルネームがつけられていて、例えば、鮮やかな赤色ならルベライト、深い青色ならインディゴライト、無色透明ならアクロアイトといいます。知らなければ、全く違う宝石だと思ってしまいますよね。わかりやすいように色の特徴や産出地などを頭につけて呼ぶこともあります。ピンクトルマリンやグリーントルマリンあたりはシンプルでわかりやすいですが、カナリアの羽根のような明るい黄色ならカナリートルマリンなんて呼ばれます。響きが可愛らしいですね。他にも、クロムという成分が多く含まれた濃い緑色のクロムトルマリンや、スイカを連想する緑とピンクの2カラーの色相がユニークなウォーターメロントルマリンなんてものもあります。

 

これだけ多彩な色がそろっていると、色違いで集めたくなる魅力がありますね。

 

そして、パライバトルマリンは、数あるトルマリンの中でひときわ目を引く青色を持つ、最も人気の高い希少石なのです。

 

 

パライバトルマリン

産出量が少なかったり、上質な宝石になれるものが産出しにくかったりする、希少性が高い宝石のことを希少石といいます。

 

その中でも、特に美しい3種の宝石――アレキサンドライト、パパラチアサファイヤ、パライバトルマリンが、世界三大希少石と謳われ、人気を博しています。

 

パライバトルマリンは、1987年にブラジルのパライバ州で発見されたのでその名がつけられました。ブラジルだけでなくアフリカ諸国からも見つかりましたが、現在はこれらから産出したものも含め、銅由来の色相を呈するトルマリンをパライバトルマリンと呼んでいます。

この宝石の魅力は、なんといってもその色。目の覚めるような美しいネオンブルーは、ジュエリー界に登場するとまたたく間に人々を魅了し、大変な高値で取引されました。発見されてからまだ40年も経っておらず、宝石としての歴史は浅いのですが、ルビーやサファイヤに負けず劣らずの絶大な人気を誇っています。品質の優れたものはダイヤモンド以上の価値がつくこともあります。

 

 

ハワイアンジュエリーとパライバ・ブルー

美しい青色と、産出量が限られていることから、大変貴重な宝石とされるパライバトルマリンですが、Local Brandにはそんな希少な宝石を使った素敵なハワイアンジュエリーがございます。

次は、そちらをご紹介いたします。

 

◎ K18イエローゴールド ポエポエ パライバトルマリン ネックレス

南国の海を思わせる、つややかなカボションカットのパライバトルマリンを使用した、エレガントなK18ネックレスです。

 

ミル留めしたパライバトルマリンの周りをメレダイヤモンドで囲い、さらに外周に繊細な波柄を彫り入れており、宝石の輝きもハワイアン彫りのきらめきも両方楽しむことができます。地金はK18イエローゴールド、深い金色の美しさも華を添えてくれます。

 

トップの直径は8㎜あり、大きすぎず小さすぎない程よい存在感。1本でコーディネートが決まり、もう少し小ぶりのネックレスと2連で重ね着けしても素敵です。

 

チェーンは、細長いコマが鏡のように照り返すミラーカットアズキチェーンを採用。全長45㎝で長さ調節ができるアジャスターボール付き。こちらひとつで、休日のお出かけや、パーティーでのおめかし用にと、ファッションの幅が広がります。

 

ハワイアンジュエリーがお好きな方や、パライバ・ブルーがお好きな方なら、ぜひ一度ご覧いただきたい逸品です。ご自身へのご褒美ジュエリーや、大切な方へのギフトとしてもおすすめです。

 

とても魅力的な商品ですが、希少な宝石を使用しておりますため数量限定品となっております。気になる方はお早めにお問い合わせくださいませ。

 

◎ 商品はこちらからご確認いただけます


  

 

お手入れ・保管のコツ

ジュエリーを美しく保つには、定期的なお手入れが欠かせません。

 

ここでは、パライバトルマリンをあしらったジュエリーのお手入れのポイントをご紹介します。

 

パライバトルマリンは、トルマリンの特性として静電気を帯びやすいため埃がつきやすい宝石です。埃がついたままだと表面が傷つくことがあるので、使用後は乾いた柔らかい布で拭いてあげるとよいでしょう。

 

また、内部に亀裂や気泡ができやすい宝石なので、超音波洗浄機の使用は割れや欠けの原因になります。急激な温度変化にも弱く、熱湯などにつけてしまうとそれも割れの原因になります。中性洗剤を薄めたぬるま湯を、毛先の柔らかいブラシにつけて優しく磨くと十分汚れを落とせます。

 

紫外線を浴び続けるとトルマリンの退色を招きますので、直射日光を浴びる場所に長時間置いておくのも避けた方がよいです。保管場所は日光の当たらない涼しい場所や専用のジュエリーボックスにして、他のジュエリーと一緒に保管するのであれば触れ合って傷つかないように注意してください。

 

ご紹介した「ポエポエ パライバトルマリン ネックレス」に関しては、地金は変色しにくいK18イエローゴールドを使用しており、ダイヤモンドもお手入れのしやすい石です。

 

普段のお手入れは乾いた柔らかい布で汗や皮脂を拭き取り、汚れが目立ってきたら先述の方法で洗浄するとよいでしょう。

 

美しいネオンブルーのパライバトルマリンとともに、Local Brandが心を込めてお作りするオリジナルハワイアンジュエリーをお楽しみいただければ幸いです。このブログをご覧いただいた皆様に素敵なジュエリーとの出会いがありますように。

 


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