ハワイアンジュエリーのオーダーメイド-LocalBrand-オフィシャルサイト
2025年6月19日
ハワイの美しい自然やスピリチュアルな文化を感じられる「ハワイアンジュエリー」は、単なる装飾品ではありません。代々受け継がれる「家宝」としての意味を持ち、愛する人への深い思いが込められたジュエリーなのです。それが、今も多くの人に愛される理由です。
店頭付近では、「ハワジュ、ハワジュ」という言葉が聞こえてくることもあります。正式名称なんてあるの?と思われるかもしれませんが、その名は――
この「エアルーム(Heirloom)」とは、“親から子へ代々受け継がれる宝”「家宝」「伝統」を意味します。
マナが宿る花や波、自然をモチーフにした彫りには、それぞれ意味があるのが特徴です。
「マナ(mana)」とは、ハワイをはじめとするポリネシア文化において非常に重要な概念で、自然界や人々に宿る霊的な力やエネルギーを指します。マナとは目に見えない神聖な力であり、物事を動かすエネルギーの源とも言われています。
ハワイアンジュエリーの起源は17世紀後半のイギリスに遡ります。当時、センティメンタル・ジュエリーと呼ばれる家族や友人への愛の言葉や思い出の言葉を彫り込んだゴールドジュエリーが流行しました。それが、ハワイアンジュエリーの起源といわれています。やがてこのスタイルは、19世紀ヴィクトリア朝時代に再び人気となります。当時はイギリスの最盛期であり、政治・産業・芸術 あらゆる分野で素晴らしい発展を遂げた時代でした。
ヴィクトリア女王は、夫アルバート王子の死を悼み、以後の生涯を喪服で過ごしたという逸話があるほど、深い絆で結ばれていた夫婦だったといわれています。ヴィクトリア女王は、黒いエナメルのアクセントがついた喪服用のジュエリー「ヴィクトリアン・モウニング・ジュエリー(Mourning Jewelry)」を特別に作らせました。そのイギリスの伝統的な喪中用のデザインがスクロール模様、黒いエナメルジュエリーであったといわれています。
そのヴィクトリアン・モウニング・ジュエリーが後のハワイアンジュエリー誕生に深く影響を与えることになります。
時を同じくして、当時のハワイは激動の時代。白檀貿易により、貴族は豊かになる一方で西洋風文化への憧れ、欲望が大きくなっていったと言われています。ハワイの王室や政治にキリスト教の宣教師や商人など白人の力が影響を増大していきました。
アメリカが虎視眈々とハワイ併合を狙う情勢の中、列強国の支持を得ようと、ハワイ国王はヨーロッパや日本を訪問し、日本の皇室と皇女の縁組さえ画策したこともあったといわれています。
19世紀後半、西洋文化との接触が増したハワイの王族たちは欧州文化を積極的に取り入れるようになります。ハワイ王朝最後の女王・リリウオカラニ女王も王女時代にイギリスを訪問し、ヨーロッパ文化と接する機会がありました。ヴィクトリア女王在位50年の式典に招かれた際には、ドレスメーカーを連れて、遠路はるばるイギリスを訪れたことに、喜ばれたヴィクトリア女王から歓待されたという記録も残っています。
この訪問で、リリウオカラニは自身のためにハワイ語を刻んだ特別なゴールドバングルを作らせた、もしくは、ヴィクトリア女王より下賜されたという説があります。 これがハワイアンジュエリーのはじまりとされています。このバングルには「ホオマナオ・マウ(Ho’omanao Mau)=永遠の思い出」という言葉が刻まれています。
そして、リリウオカラニ女王は、王位を剥奪された後もこのバングルを生涯大切に身に着け続けたと言われています。
このようにハワイアンジュエリーは、貴族層を中心としたヨーロッパ文化との交流を通じて、ハワイ独自の文化と融合しながら発展していきました。 ハワイでは神聖とされるマイレの葉やプルメリアなど、ハワイの動植物がモチーフ化され、ヨーロッパでは伝統的なスクロール模様もハワイでは波の模様に変化していきました。
リリウオカラニ女王は大切な恩師へのプレゼントにもハワイアンジュエリーを贈られました。親交のあった、イギリス人 ゾイ・アトキンソン女史 に感謝をこめて「アロハ・オエ(Aloha Oe)=貴方が愛されますように」という黒いエナメルの文字と、内側に〈1893年1月15日〉という日付の刻まれたハワイアンブレスレットを贈りました。
アトキンソン女史は女学校の校長をしていたので、そのブレスレットを作ることが、次第に女子生徒の中で評判となっていき、やがて両親から娘への贈り物の定番となっていったと言われています。
こうして、ハワイアンジュエリーは専門店ができ、思い思いの言葉を刻むオーダーメイドスタイルのジュエリーが流行していきました。まさしく、大切な人への贈り物として、ハワイアンジュエリーのステイタスが確立されたのです。
こうした伝統が物語るように、ハワイアンジュエリーは、代々受け継がれる宝、家宝であり、ハワイでは祖母から母へ、母から娘へと大切に受け継がれるものです。家族や恋人、友への愛情を表現するもの、それが、ハワイアンジュエリーのスピリットであり、時を越えて、ハワイアンに愛される理由がそこにあります!
LocalBrandでは家族の絆や特別な想いを形にしたハワイアンジュエリーを多数ご用意しています。その中でも今回は、家宝にふさわしい逸品として8mm幅の両面彫りフルバングルをご紹介します。
美しい両面彫の8mm幅フルバングル。
表面は波のハートが可憐な、オリジナルのプアナニクーレイ柄。
センターモチーフには「愛する人と永遠に共に在る花」レフアを彫入れました。
フルバングルならではの魅力として、腕の動きに合わせて内側の絵柄がちらりと見える仕掛けが施されています。裏面には、遊び心たっぷりにキュートなドルフィンが彫られ、まるで泳いでいるようです。
ハワイアンジュエリーのバングルは、まるでハワイの自然の美しさや文化を身にまとっているかのような、特別な意味を持つアイテムです。
手作業で彫られる細やかな模様やデザインが特徴的で、ひとつひとつに職人の情熱が込められています。
LocalBrandでは多彩な素材や彫り柄の中から選んで作るオーダーメイドも承っております。名前や特別なメッセージを彫ることもでき、ギフトとしても最適です。記念日や特別なイベントにぴったりのアイテムとなっております。
ハワイアンジュエリーは、そのデザインの美しさだけでなく、祖母から母へ、母から娘へと時を経ても色あせることなく長く愛用できるアイテムです。
憧れのゴールドバングル、一度手にしてみてはいかがでしょうか。
ハワイの自然と文化が息づくハワイアンジュエリーは、あなたの大切な想いを永遠に刻むことができる、特別な存在です。世代を越えて愛される“家宝”を、あなたも手にしてみませんか?
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